わ便り

60歳からの愉快なキャリアチェンジを目指すおやじのリアルな日常を発信

その幸運は偶然ではないかも?

これまでの人生で、とても幸運だったと感じることがあります。

 

この頃は自由な時間がそこそこあるので、回想することも多くなってきました。

 

時々立ち止まって過去を振り返ってみると、私のような凡人でも案外たくさんの幸運に恵まれてきたことに気づきます。

 

節目では踊り場の上で立ち止まってみるのだ…。(procreateで作成)

 

ということで、今回はおそらくたくさん遭遇したであろう幸運の記憶をたどってみることにします。

 

ここでは20〜30代で遭遇した「社会人にとっての幸運」と感じる出会いについて書いてみますね。

 

ちなみに恋バナではありません。(それは期待されていないか)

 

■ 異動辞令は突然に

これまで37年間お世話になった会社での初任配属は営業職で、約6年従事させていただきました。

 

当時の私は若さゆえか天然か、他の人より少し多めの元気と勇気があったようです。知識も知恵も能力もないのに果敢(無謀)に挑戦する、周りから見るとちょっと痛いところのある営業マン、だったかな・・・。

 

明るく前向き、いわゆる八方美人的なお調子者だったかもしれませんね・・・。

 

「これまでにない提案をして、お客様に喜んでいただきたい」。いざチャレンジだと見切発車し、実績も根拠もないのに難しい案件を受注して、納品後は案の定クレームにまみれることもしばしばでした。

 

それにしても社風というか当時の職場文化や風土は素晴らしかったです。年齢や経験に関わらず、未知への挑戦をする者をリスペクトするところがありました。

 

ですから、前向きに取り組んだ結果なら、どんなクレームを背負い込んだとしても見捨てられることはありませんでした。お客様もそのような気概をお持ちの方が沢山いらっしゃいました。

 

6年が経とうとした頃、突然、上司から異動を告げられました。会社員には異動はつきものですが、当時の私にとってはまさに青天の霹靂の出来事でした。

 

初めての異動辞令に…。  (procreateで作成)



当時、私がお世話になった職場の上司、先輩、同僚はすごく優秀な方ばかりで、人間的魅力に溢れておられました。個性豊かな面々なので時々ぶつかることもあったけれど、私は間違いなく彼らをリスペクトしていました。

 

職場の皆さんが送別会をしてくださった際には、涙が止まりませんでした。

 

中途半端なまま営業職を離れることは不本意だと感じつつも、心のどこか奥底では救われたような思いを持っていたのを、いま、告白します。

 

■ これまでのやり方が通用しない

異動先は総務人事部で、私に与えられた仕事は人材採用と教育・研修でした。

 

着任時の私は大いに不安を感じながらも、一方で何だか根拠のない自信を持っていました。

 

幸いなことにこれまでは、悪戦苦闘しながらも何とかギリギリで営業成績をキープできました。何よりも多方面の個性豊かな方々と接点を創り、多種多様なコミュニケーションを経験してきたとの自負がありました。

 

実際に新しい仕事をやってみたら、これまでの経験や知識は大いに活用できたものの、それだけでは十分ではない状況があり、やがて私は壁にぶつかることになりました。

 

前に進むことが出来ない。…、塗り壁? (procreateで作成)

 

その壁の正体とは、コミュニケーションの対象者の数でした。

 

■ 何かが足りない

私が経験した営業では、対面者はせいぜい一人か二、三人というのが普通でした。しかし、採用活動や研修の場面での対面者は数十人から数百人になるケースがあります。これには面食らいました。

 

新たに経験した現場にあったもの、それは、『 目 』でした。目、目、目・・・・、とても多くの目で溢れかえっていました。好意的な目ばかりではありません。伏し目、曇り目、虚な目、尖った目・・・。

 

新しい業務に着任直後の私は、これら多種多様な『 目 』に対応する術をまだ持っていませんでした。

 

何かが足りない・・・。

 

不足の正体を知り、それを補うために何が必要なのか?

 

ここから、この『 目 』をキラキラした目に変えるための挑戦が始まることになりました。

 

そのために、私には新たな学びが必要でした。

 

 

あーっ、いけません。おやじの悪い癖です・・・。

 

このままでは、ネバーエンディング・ストーリーになってしまいそうです。(ちなみに私は、ミヒャエル・エンデの小説が好きです。関係ないか)

 

さて、どうやらそこに停止線があるような気がします。なので自発的かつ強制的に一旦停止です。

 

次回は、「偶然をチャンスに変える(仮題)」をお届けしたいと思います。・・・たぶん。

 

確か、かの名作映画「ネバーエンディング・ストーリー」には、いくつかの続編があるようですが、私は、ほどほどにしたいと思います。どうぞ、ご安心くださいませ。

 

それでは、また。

ごきげんさんで。