心からたのしみたい
皆さん、こんにちは。Kazuです。
前回(8月29日)の投稿では、『 幸福の尺度 』とのテーマで、幸福になるための四つの因子というものに出会い、そのために自分は「 どうあるか 」について書かせていただきました。
『 幸福を「 状態 」として捉えるのなら、「 幸福になりたい 」と未来願望するだけでなく、もう少し現在に目線を向けて「 幸福でありたい 」と望むのもありなんじゃないでしょうか』。
・・・こんな思いを抱いているという話でしたね。
今回は、前回の話題の前提でもあり、私が「 そうありたい 」と想っていることについて書いてみます。
目次は、こんな感じです。
・どのように生きたいか?
・ 二つのたのしみ方
・「 楽しむ 」と「 愉しむ 」
・ より深みのある表現?
■ どのように生きたいか?
もう10年以上前でしょうか、キャリアコンサルタントとしての知識と実践力を向上させるための勉強会に参加していたことがあります。
その会でのワークの一つとして、好きな漢字を一文字揚げて、その理由をメンバーに説明するというものがありました。
皆さんは、どんな漢字がお好きですか?
私はそれほど迷うことなく『 愉 』という漢字をノートに大きく書きました。
当時説明した内容を思い出しながら、その理由を書いてみますね。
結論から言うと、「 できるだけ、本心からやりたいと感じることをたのしむ時間を多く過ごしたいと想っており、その状態を表す漢字が『 愉 』であると理解しているから 」ということになります。
ところで、私は幼い頃からお調子者のところがありました。そう、ガサツで騒がしい、よく言えば明るく陽気な性格でした。
社会人になるまでは前者が目立ち、大人になるにつれやや落ち着いてきました( あくまでも私見)が、どの年代でも共通していたのは「 日々、たのしく過ごしたい 」との思いでした。
たのしいことを探し出すことには貪欲な方だと思います。なので、臆病なくせにちょっとした寄り道や小さな冒険などが好きです。
「 あの狭い路地の先はどうなっているんだろう 」とワクワクしてちょっとだけ進んでみるような感じで、その感覚をたのしんでいるところがあります。
ただ、年齢を重ねるごとに、追求する「 たのしむ 」のあり方が変わってきたというか、バリエーションが増えてきたように感じます。
自意識過剰かもしれませんが・・・。
■ 二つのたのしみ方
私は物事のたのしみ方には大きく二つあると感じています。それが「 楽しむ 」と「 愉しむ 」です。どちらも、同じ読み方ですね。
現在は「 楽しむ 」が一般的で多用されているようです。
ちなみに、「 楽しむ 」の意味は以下の通りです。
① 満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになる。
② 好きなことをして満足を感じる。
③ 先のことに期待をかけ、そうなることを心待ちにする。
④ 富む。裕福になる。
( 出典 : デジタル大辞泉)
「愉しむ」もこれと同様の意味となるそうです。
・・・。
■「 楽しむ」と「 愉しむ 」
先述の通り、大人になった( なりつつある )私は、できるだけ、本心からやりたいと感じることをたのしむ時間を多く過ごしたいと思っていました。
そう、「 本心から」なのです。
一般的に多用されている「 楽しむ 」いう表現を否定するつもりはありません。
遊びや旅行など、文字通り自分が本来「 好きで楽しめること 」を楽しむことも私は大好きですし、楽観的なところも多々あります。
しかし、何となく、それだけではしっくりこないのです・・・。
あくまでも個人的な感覚ですが、私がこの二つの漢字から連想するイメージは以下のようなものです。
「 楽しむ 」
既にある環境や状態を前提として、それらにうまく適合したり有効活用して躍動的にたのしむ。
「 愉しむ 」
自分の感性や感覚をベースにして何かを新たに生み出したり転化させることを前提として、心から深く染み入るようにたのしむ。
・・・。
これはあくまでも自分の見解ですが、これで良いのだろうかとなんだか悶々とします。
どうしても気になったので、二つの「 たのしみ 」の違いについて詳しく調べてみたことがあります。
■ より深みのある表現?
ネットサーフィンを重ねていくうちに、ついに、私にとって分かりやすい解説に行き当たりました。(以下に概要を記述します)
「 楽 」は「 喜びや心地良さを感じる 」ことを意味し、「 楽しむ 」は「 受動的な経験も含め、なんらかの行動に伴って喜びや満足感を得ること 」を表します。
「 愉 」は「 心からたのしむ 」という意味があり「 愉しむ 」は「 自分の好きなことをして喜びや充足感を得る 」というニュアンスを持ちます。
・「 愉しむ 」は「 楽しむ 」とほぼ同じ意味を持つ。
・ 一般には平易な「 楽しむ 」が用いられる。
・「 楽しむ 」と表記して間違いではない。
・ より深みのある表現をしたい場合はこれらを使い分けるとよいだろう。
( 出典:違い比較辞典HP )
・・・ これ、これ、これー。
「より深みのある表現」・・・!
このサイトでの解説を読んで、当時の私はもうワクワクが止まりませんでした。(こういうところが、お調子者って感じですよね 笑)
とてもしっくりと感じるものがあり、本当にスッキリしました。
今回の投稿のタイトルは「 心からたのしみたい 」です。
それ以来、私は「 心 = 深く 」と解釈して、「 楽しむ 」と「 愉しむ 」の違いを緩やかに意識し併用しながら、日々の生活をできるだけ能動的に「 たのしむ 」ように心がけてきました。
受動からスタートしても、能動に転換するというか、そんなことも意識してみました。
すると、なんだか「 愉快 」に過ごせる時間が増えたような感じがしてきたのです。
まあ、「愉しむ」という表現はネガティブな状況をポジティブに変えるというか、自分の気持ちを前向きな心に切り替える時にも使えますしね。
何せ、「心」がついてますから。
いかがでしょうか、皆さん、「 愉 」って、素敵な漢字だと思いませんか~!
ちなみに、「 愉 」という漢字の語源は、、、
・・・ああっ、くどいですよね。
ということで、今回はこの辺で、終わりにしたいと思います。
今回の話題については、私の心の声を書かせていただきました。自己満足かもしれませんが、読者の皆様が聴くように読んでくださったのならとても嬉しいです。(よろしければ、関連話題として、8月17日投稿の「 あなたの物語を聴きたい 」をお読みください。)
また機会があれば、この話題を掘り下げたり、広げたりしながら、書かせていただきたいと思います。
これからも、あまり気負わずに、ボチボチと投稿を続けていきたいと思います。
次回のテーマは未定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
ごきげんさんで。