採用担当者の目線と応募者の心構え
皆さん、こんにちは。Kazuです。
前回(9月1日)の投稿では、『 心からたのしみたい 』とのテーマで、「 楽しむ 」と「 愉しむ 」の違いにスポットを当てました。
『 以来、わたしは「 心 = 深く 」と解釈して、「 楽しむ 」と「 愉しむ 」の違いを緩やかに意識し併用しながら、日々の生活をできるだけ能動的に「 たのしむ 」ように心がけてきました。』
・・・・・・こんな話でしたね。
今回は、現在、就職活動中のわたしが経験した学びや気づきについて書きます。
目次は、以下の通りです。
・ ただいま就職活動中
・ 応募者の事前準備
・ 採用担当者はどこをみているか
・ 経験をどう活かすか
■ ただいま就職活動中
以前の投稿でも書いていますが、現在、無職無給のわたし( 60歳で定年退職 )はハローワークで失業給付金を受給しながら就職活動中です。
現在は定期的にハローワークに通い、就職相談をしています。まだ「 これだ!」と感じる求人に出会っておらず応募には至っていません。
ところで、ハローワークでは、職業相談の他にセミナーや合同面接会、職業訓練などの支援活動をされています。
求職者の状況や受け取り方に左右されるものの、案外(失礼!)に良い内容のものがあります。
せっかくの機会だと思い、先日は就職活動で結果を出すためのセミナーを受講しました。「 採用担当者は応募者のどこを見ているのか 」がメインテーマでした。
「 採用担当者の目線をしっかり理解して、就職活動に臨みましょう 」ということですね。
結論から言うと、すごく良い内容でした !
何が良かったかって、それはもう解説と資料の巧みさです。
解説は明解で、資料は見やすく適切な余白が設けてあるので、説明を聞きながら当該事項に関しての自分の思いや考えをすぐに記述できます。
私にとっては、これらにより講義内容と自己理解が促進されました。
「 相手のことを知る前に、自分のことを知りましょう 」。
講師は開口一番、このように言及されました。
「 何や、当たり前やん 」と感じるかもしれませんが、私は、講師がココから話題展開してくださったことに共感しました。
「 そもそも、自分は何のために働くのかをはじめに考えてほしい 」。
実は、かつて採用担当者(約20年経験)だった私は、応募者に同じような問いかけをすることがしばしばでした。
まさに、「 WHY( なぜ )から始めよう 」というわけです。
この軸がブレブレだと、結局、就職活動そのものの流れも大きくブレることになるからです。
「 そもそも 」をしっかり考えること。
「 しなやかでブレない軸 」を持つ こと 。
その課題が、今はわたしに突きつけられています。
■ 応募者の事前準備
そうなんです。
企業や職種の名称に気をとられ過ぎて闇雲に活動するのではなく、まずは自分自身をしっかりと理解する必要があるのです。
ちょっと立ち止まるのも、動きながら考えるのも良いでしょう。でも「 はじめに考える 」ことが大切です。ただし、「 独りよがりであってはならない 」。
講師は、このようにも言及されていました。
そりゃそうですようね。もちろん自分の事情や都合はあります。でも、求人先の事情や求人背景もありますし、社会情勢もあります。これらの概要を理解しておくことも大切です。
その上で、自己理解に基づいて業界や企業のどこに着目するのか、何を重視するのかについて考えていくというわけです。
それにしても自己を理解することは奥深く、決して楽なことではないと感じます。頭の中で考えているだけでは、ぼんやりとしたままになりがちです。
やはり、文字にして見えるようにすることが大切です。
講師はそのポイントや進め方も教えてくださいました。( 概要は以下の通りです )
① 「 能力( 強み・長所 ) 」「 興味 ( やりたいこと )」「 価値観 ( 大切なもの ) 」を整理、理解する。
② 「 WILL ( 夢・目標 )」「 CAN( 自覚する能力 )」「 MUST ( 必要な能力 )」の重なったところに理想の仕事がある。
③ 「 人生・仕事の成果 = 考え方 × 能力 × 熱意 」(稲盛和夫)である。
( 「 考え方 」にはプラスとマイナスの両方がある )
私は現役時代の仕事の関係もあり、これらについては何度となく確認をしてきました。
でも、状況は変化するものですから、この機に改めて確認していくつもりです。
「 思いたったが吉日 」!
皆さんも、よろしければこの機に現在の自己理解を文字にしてみてはいかがでしょうか。
■ 採用担当者はどこをみているか
「 どこをみているのか? 」「 どんな人が採用されるのか? 」
これ、気になりますよね。
結論から言うと、以下の通りでした。
・一緒に働きたいと思えるかどうか。
・採用するメリットがあるかどうか。
採用担当者は主に面接で上記を感じられるかどうかを、応募者の「 姿勢 」や「 態度 」を見て感じようとしているとのことです。
これ、私が採用に従事していた時にも、同じ意図で面接や面談に臨んでいました。( 今さらながら、ちょっと安堵 )
もちろん、求める基準や評価ポイントは企業によってそれぞれ異なります。でも、上記二つのポイントはどの企業でも概ね共通していたとの実感です。
まあ、当たり前のことなのですが、案外、見過ごしがちなのではないでしょうか。
「 所詮は印象か・・・」と思われるかもしれません。
でも、そうなんです。「 印象 」とは表層的な見た目ではなく、対話を通じて醸し出される、その人の「 人や物事に対する姿勢や態度 」の総体のようなものですから。
このような実情を理解すると、自ずと先述の「 自己理解 」がいかに大切かが身に染みてきますよね。
もちろん、講師が指摘されたように、面接( 採用されるかどうかの場面 )では、「 一人よがり( 自分本位 ) 」であってはいけません。
だからこそ、この段階では、その企業が求める「 MUST (必要な能力 )」をできるだけ事前に理解し、他の要素と適合する部分を見つけておくことも必要なのですね。
■ 「 経験 」をどう活かすか
面接では、応募者は自身の「 経験 」を訊かれます。
何故か。それは、採用担当者と応募者が「 現在 」において対峙しているからです。
「 未来 」はまだ来ていないので、どうなるかは誰にもわかりません。「 過去 」については、既に過ぎ去り見えなくなっています。
でも、面接では「 過去の経験 」について、それこそ「 根掘り葉掘り 」質問されます。
「 過去の栄光にすがるな 」とは、よく言われれることです。しかし、採用と就職活動の現場では、宝は「 過去 」にあります。
その「 宝 」を「 現在 」でも見えるように掘り起こそうとします。
面接での主な手段が「 対話 」です。( 事前段階ではその手段は「 文字 」)
ただ単に「 過去 」をのんべんだらりと聞くのではありません。その「 経験 」から得られた「 宝( 学習・気づきを含む 意味や意義 ) 」は何かに着目します。
そして、ここからが肝心です。
その上で、「 未来のこと 」を聞き、その再現性や発展性の推測がなされます。その内容に応じて採否が決定されるのです。
その姿が「 ありありとイメージできる 」のであれば、きっとハッピーな結果が待っていることでしょう。
こんなことを教示いただけた素敵なセミナーでした。
講師、そして、このような機会を提供してくださったハローワークの職員の皆様、どうもありがとうございました。
・・・またまた、長くなりそうです。
ということで、今回はこの辺で、終わりにしたいと思います。
今回の話題については、講師の講話とわたしの「 経験 」を交えて書かせていただきました。その点で少し煩雑な内容だったかもしれません。
そこで、よろしければ関連話題として、以下の既投稿にも目を通していただければ幸いです。
もちろん、別の機会を作って関連の話題を書かせていただきたいと思います。
これからも、あまり気負わずに、ボチボチと投稿を続けます。
次回のテーマは未定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
ごきげんさんで。