わ便り

60歳からの愉快なキャリアチェンジを目指すおやじのリアルな日常を発信

アートの神様が降臨!?

前回(8月7日)の投稿では、「素敵なキャリアデザイン」とのテーマで、キャリアの理論について書かせていただきました。

 

『中でも、特に惹きつけられたのが、「Planed Happenstance 理論」でした。直訳すると「計画的偶然性理論」で、意訳すると「計画された偶然理論」というところでしょうか』。

 

・・・こんな話でしたね。

 

さて、今回は、少し趣を変えて、私が大好きなART(お絵描き)について書いてみます。

 

■ ある画家との出会い

私が、絵を描き始めたのは37歳の頃でした。

 

きっかけは、ある画家との出会いでした。当時、私は、地元で仲間と開設した井戸端会議のサークルに参加していました。(詳細は、2022年8月日の投稿「運命の出会いはボディブロー」をお読みください)

 

プロ画家のN先生が、ある時から私たちの会に参加してくださるようになりました。先生のお話をお伺いするうちに、私は絵に興味を持つようになりました。

 

幸運なことに、先生が絵を描いておられる様子を間近で見せていただいたり、何度か先生の個展に私を運ぶうちにさらに関心が増しました。後に、N先生がある小学校で特別授業をされるのを見学した際には、N先生と子供たちが共鳴する姿に感動しました。

 

児童と先生の一体感に感動 ( procreateで作成 )


こうして徐々に私の中の絵心がくすぐられていきました。思い起こせば、中学生の頃に、広告の裏紙や教科書やノートの余白によく落書きをしていたような記憶があります。しかし、この時点ではまだ絵心に火がついたわけではなく、わずかに火種が燻っている程度のものでした。

 

当時の私は、絵の本や画集を参考にしながら独学でらくがき程度の絵をひっそりと描いていました。

 

自分は技術や理論などを持ち合わせていないし、下手くそだし、人に見られるのは恥ずかしいし・・・。

 

そんな思いに心が占領されていたように思います。・・・内心では少し目立ちたい気持ちもあったくせにね。(オトメ心ならぬオヤジ心?)

 

■ 絵心は下心で開花する?

ところが、やがて思わぬ形で私の絵心に火がつくことになりました。

 

ちょうどその頃、私たち家族は30区画ほどの新興住宅地に引っ越してきたばかりでした。その頃の私は、井戸端会議サークルでの心地よさに感化されていたのか、できればご近所の皆さんともそのような関係を築きたいと思っていました。

 

各家庭の子供たちやお母さん同士はすぐに親しくなり、やがて、そこかしこでお遊び大会と井戸端会議の輪が広がっていきました。しかし、そこにお父さんたちの姿は見当たりませんでした。もちろん、私も蚊帳の外・・・。

 

近くて遠い… ( procreateで作成 )

 

・・・うらやましかった。とても、うらやましかったのです。

 

しばらくして私は、その輪に入るために思い切って動き始めることにしました。休日になると、特別の用もないのに、わざと妻と子供にくっついて外に出るようにしてみました。

 

しかし、なかなか思うようには輪に入っていけませんでした。

 

「簡単なことなのに、何をたいそうに」と言われそうですが、若気の至りか下心か、妙に照れてしまい、挨拶するのが精一杯で後が続きません。

 

何とかしなくてはと焦った私は、まず子供たちを手なづけようと考えました。

 

何か効果的な手段はないかと思案したあげくの果てに選択したのが、何故か家の前で絵を描くことでした。

 

■おっさんアイドルの誕生!?

こう見えても(だから、どう見えてる?)シャイな男ですから、恥ずかしいなとは思っていました。ところが思い切ってやってみたら、これが意外にも効果テキメン。

 

家の前で絵を描いていると、たちまち近所の子供たちが群がってくるではありませんか。誰も言ってはくれませんでしたが、【おっさんアイドル】の誕生です。(違うか)

 

「何言うてんねん、気のせいやって、そんなことあるかいな。何ええように言うとんねん」。

 

こんな声があったかなかったか、しかし、そんなことには構っている場合ではありません。

 

私には夢(下心)があるのです。ここは「チャーンス!」とばかりに、あとは調子に乗って、日毎、水彩画の道具を持ち出してはお絵描きパフォーマンスを展開しました。

 

やがて、子供たちの安全を確かめるためか、一部のお母様方がお子さんの後を追ってくるようになり、少しずつまともな会話ができるようになってきました。

 

さらに幸運なことに、会話して下さった皆さんはとても褒め上手な方ばかりでした。気分が良くなって舞い上がった私は、やがて、褒められたいがために頻繁に絵筆をとるようになっていきました。

 

恐るべしは「承認欲求」。後には別の欲求も芽生えだし、今日も私は絵筆やペンを持って、ウキウキ、ワクワクしながら真っ白な紙に向かっているのです。

 

欠乏が満たされだした( procreateで作成 )

 

めでたし、めでたし・・・。

 

「なんじゃ、そりゃ?」

(久しぶりに訳すと「なに、それ?」)

 

 

はい、気づいています。いつものことです。またまた話が長くなりそうです。

 

それでは、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 

次回のテーマは未定です。Art、Career、Recruit、その他のいずれかの話題をお届けしたいと思います。・・・たぶん。

 

それでは、また。

ごきげんさんで。